八大童子は不動明王の眷属です。五大明王に従属することもあります。なお、矜羯羅童子(こんがらどうじ)と制託迦童子(せいたかどうじ)の2童子で、不動明王の脇侍となることも多いです。
【見出し部分】慧光童子(えくわうどうじ)/梵字:ナ?【説明部分】宝憧仏。左手に蓮月を持つ。
【仏像図彙所収箇所】巻3 10丁表
【見出し部分】慧喜童子(ゑきどうじ)/梵字:マイ【説明部分】開敷華王仏。左手に宝珠を持ち、右手に三鈷を把る。
【仏像図彙所収箇所】巻3 10丁表
【見出し部分】阿耨達童子(あのくだつどうじ)/梵字:サ【説明部分】無量寿仏。左手に蓮を持ち、右手に一古杵(独鈷杵)を把る。
【仏像図彙所収箇所】巻3 10丁裏
【見出し部分】指徳童子(しとくどうじ)/梵字:マ【説明部分】不空成就菩薩。左手に輪宝を持ち、右手に三古杵(三鈷杵)を持つ。
【仏像図彙所収箇所】巻3 10丁裏
【見出し部分】烏倶婆我童子(うくばがどうじ)/梵字:バ?【説明部分】普賢菩薩。右手に三鈷杵を持つ。
【仏像図彙所収箇所】巻3 10丁裏
【見出し部分】清浄比丘(しやうじやうびく)/梵字:バ【説明部分】文殊菩薩。左手に梵篋?を捧げ、右手に三鈷杵を持つ。
【仏像図彙所収箇所】巻3 10丁裏
【見出し部分】矜羯羅童子(こんからどうじ)/梵字:不詳※『梵字手帖』では「タラ」とされている。【説明部分】観世音菩薩。合定恵二手掌。分かりにくいが、独鈷杵を持ちながら合掌している。
【仏像図彙所収箇所】巻3 10丁裏
【見出し部分】制託迦童子(せいたかどうじ)/梵字:不詳※『梵字手帖』では「タ」とされている。【説明部分】弥勒菩薩。左手に三鈷杵を持ち、右手に棒を把る。梵字は『梵字手帖』では「タ」とされている。
【仏像図彙所収箇所】巻3 10丁裏