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武蔵野七福神
武蔵野七福神は埼玉県所沢市・入間市・飯能市の寺社を巡るコースです。
昭和13年(1938)に武蔵野鉄道(現在の西武鉄道)沿線の寺社で創設した奥武蔵七福神を原型として、戦後に再発足されました。
7ヶ所中5ヶ寺が武蔵野三十三観音霊場の札所を兼ねています。
ちなみに、東京都武蔵野市の武蔵野吉祥七福神とは違います。
このページの写真の撮影時期は、金乗院のみ2014年12月、その他の札所は2015年1月です。
札所一覧
①布袋尊 金乗院(山口観音)※(こんじょういん)
所在地(住所):埼玉県所沢市上山口2203
②大黒天 長泉寺(ちょうせんじ)
所在地(住所):埼玉県入間市豊岡2-2-8
③弁財天 円照寺※(えんしょうじ)
所在地(住所):埼玉県入間市野田158
④毘沙門天 浄心寺※(じょうしんじ)
所在地(住所):埼玉県飯能市矢颪222
⑤寿老人 観音寺※(かんのんじ)
所在地(住所):埼玉県飯能市山手町5
⑥恵比寿 飯能恵比寿神社(諏訪八幡神社内)(はんのうえびすじんじゃ)
所在地(住所):埼玉県飯能市飯能263
⑦福禄寿 円泉寺※(えんせんじ)
所在地(住所):埼玉県飯能市平松376
※印は武蔵野三十三観音霊場の札所を兼ねています。
地図
①布袋尊札所 金乗院(山口観音)の写真
武蔵野七福神の中で異彩を放つこの建物に布袋尊が祀られています。布袋尊は中国由来の神様なので、建物も中華風です。本堂に向かって左手に建っています。
建物のアップです。とにかく派手です。
屋根の上には4匹の龍が乗っています。
②大黒天札所 長泉寺の写真
こちらの本堂に大黒天が祀られています。手入れが行き届いた庭も清々しいです。ここに祀られている大黒天は、豊臣秀吉が守護神として持っていたうちの1体とされていて、明治35年に東京上野寛永寺より勧請されたものだそうです。
なんと山号が「光福山」。幸福にも通じ、福神を祀るに相応しい名前です。
賽銭箱の脇に置かれている「触り大黒」です。神様に直接触れて、御利益をたくさんいただきましょう。
③弁財天 円照寺の写真
円照寺の山門です。
参道の風景。向こうに見える建物が本堂です。
境内の池の中に弁天堂が建っています。ここの弁財天は、康元元年(1256)に厳島より勧請されたもので、毎年1月14日に弁財天尊大祭で賑わいます。
④毘沙門天 浄心寺の写真
浄心寺は「矢颪の毘沙門様」として有名です。写真は浄心寺の全景。毘沙門天はこの山の中腹に祀られています。
毘沙門堂への石段を登り切った場所から本堂を撮ってみました。
こちらが毘沙門堂です。1月7日の毘沙門天大祭には、大勢の信者が集います。
⑤寿老人 観音寺の写真
こちらは本堂。
寿老人はこちらの不動堂に祀られています。
観音寺のシンボル的存在、白象です。
⑥恵比寿 飯能恵比寿神社(諏訪八幡神社内)の写真
円泉寺から歩いてすぐの場所に諏訪八幡神社があり、その境内に飯能恵比須神社はあります。
こちらの神社は無住なので、御朱印などの対応は正月の開帳時期のみです。
社殿の脇に掲げられている恵比須の奉納額です。
⑦福禄寿 円泉寺の写真
境内風景。西側から本堂を撮ってみました。福禄寿はこちらの本堂に祀られています。
山門です。
注意事項
ここに掲載した情報が古い場合もあります。また、現在も七福神めぐり霊場として活動しているかどうか確認していません。最新の情報を得てから巡礼することをお薦めします。
リンク集
参考文献
- 大石真人『全国七福神めぐり』昭和64年(1989)緑書店
- 佐藤達玄・金子和弘『福を呼ぶ幸運を呼ぶ七福神』平成元年(1989)木耳社
- 小関親康『七福神めぐり―お参りの礼式と心得―』平成5年(1993)三心堂
- 工藤寛正・みわ明著『全国七福神めぐり―七難をさけて七福を得る―』平成14年(2002)東京堂出版
情報更新
2019年10月5日