七福神めぐり資料集

清盛七辨天を紹介しています。寺社巡拝の際にはご活用下さい。

巡礼地図帳

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清盛七辨天(七弁天)

清盛七辨天は兵庫県神戸市の寺社を巡るコースです。
七弁天の由来について:兵庫津は平安時代には大和田泊(おおわだのとまり)と呼ばれていました。福原に別荘を持っていた平清盛は、日宋貿易の拠点にしようと大和田泊りの改修に着手します。彼は大和田泊の安全のため、平家の氏神である宮島の厳島神社(広島県)を勧請しました。その時、宮島にある7ヶ所の海岸にちなんで、弁財天を7つ祀ったのが「清盛七辨天」の始まりと伝えられています。
現在では平清盛ゆかりの2寺院を加え、9ヶ所の寺社を巡る構成になっています。また、兵庫七福神を兼ねている札所もあります。
9ヶ所の札所の地点を、Googleマップで表示します。

札所一覧

安全辨天 和田神社(わだじんじゃ)
所在地(住所):兵庫県神戸市兵庫区和田宮通3-2-45
兵庫七福神の弁財天を兼ねています。
昔は交通や海の「安全」を祈願する人々で賑わい、菱垣廻船問屋が納めた石灯籠などが残っています。

音楽辨天 真光寺(しんこうじ)
所在地(住所):兵庫県神戸市兵庫区松原通1-1-62
兵庫七福神の福禄寿を兼ねています。
時宗の開祖、一遍上人が亡くなった寺院で、上人の廟所があります。時宗は踊念仏が有名ですが、踊念仏から生まれた「音楽」や芸能も多いです。

(清盛くん)能福寺(のうふくじ)
所在地(住所):兵庫県神戸市兵庫区北逆瀬川町1-39
兵庫七福神の毘沙門天を兼ねています。
「平清盛」が葬られたと伝えられている寺院で、平相国廟という清盛の墓所があります。

(松王丸くん)来迎寺(らいごうじ)
所在地(住所):兵庫県神戸市兵庫区島上町2-1-3
大和田泊の防波堤(経ヶ島)の築造は難工事でした。工事を進めるために大勢の人柱が入れられることになりましたが、17才の少年「松王丸」が身代わりを申し出て海に身を投げました。来迎寺には彼の供養塔があります。

勉強辨天 済鱗寺(さいりんじ)
所在地(住所):兵庫県神戸市兵庫区兵庫町2-1-38
元は西蓮寺という名前でしたが、海中出現の阿弥陀如来を本尊に迎え、魚類の供養を始めてから済鱗寺と名乗るようになりました。魚には瞼(まぶた)がないことから、お参りすれば「勉強」の大敵、睡魔に打ち勝つことができます。

運動辨天 恵林寺(えりんじ)
所在地(住所):兵庫県神戸市兵庫区兵庫町2-2-1
清盛七辨天の一つが境内にあり、その位置が築島の北端だったことから"波除(なみよけ)の辨天"と呼ばれていました。「運動」をする人々にとって"調子に波がある"のは禁物なので、お参りしてベストコンディションを保ちましょう。

お洒落辨天 兵庫厳島神社(いつくしまじんじゃ)
所在地(住所):兵庫県神戸市兵庫区永沢町4-4-21
平清盛が兵庫津の発展と繁栄を祈願し、平家一門の氏神として崇敬している宮島の厳島神社を勧請した神社です。女性の守り神である淡島神社(あわしまじんじゃ)も祀られているので「お洒落辨天」と名付けられました。

恋愛辨天 氷室神社(ひむろじんじゃ)
所在地(住所):兵庫県神戸市兵庫区氷室町2-15
平清盛が宮島の厳島神社の神を合祀した神社です。平家物語によると、源平の合戦前に平通盛(たいらのみちもり)と妻小宰相(こざいしょう)がこの地で別れを惜しんだ場所と伝えられ、「恋愛」成就の神社として有名です。

健康辨天 花隈厳島神社(いつくしまじんじゃ)
所在地(住所):兵庫県神戸市中央区花隈町6-5
平通盛が勧請した7ヶ所の弁財天の一つ。元は宇治川の左岸にありましたが、現在地に移転しました。元は神戸港の鎮守だったので、海の男たちに負けず「健康」になろうと健康辨天と名付けられました。

地図


注意事項

ここに掲載した情報が古い場合もあります。また、現在も七福神めぐり霊場として活動しているかどうか確認していません。最新の情報を得てから巡礼することをお薦めします。

リンク集

参考文献

情報更新

2020年11月1日



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