七福神めぐり資料集

七福神和讃の全文を紹介します。

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七福神和讃(全文)

七福神和讃(しちふくじんわさん)の全文を紹介します。
和讃とは、日本語で書かれた仏教賛歌の一種で、仏や菩薩、祖師や先人の徳、経典や教義を褒めたたえるもので、一般的には節をつけて歌われます。
ここで紹介する和讃はの『新四国八十八ケ所霊場御詠歌』(大正2年刊行)に収録されているものです。原文は無理やり1行10文字に揃えているため読みにくいので書き直し括弧でふりがなを付けました。
なお、原本は国立国会図書館デジタルコレクションで公開されています。
https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/916803?tocOpened=1

全文

七福神和讃(しちふくじん、わさん)
帰命頂礼御家の(きみょうちょうらい、おんいえの)
富貴繁盛の始まりは(ふうきはんじょうの、はじまりは)
親を敬い子を想い(おやをうやまい、こをおもい)
夫婦の中も睦まじく(ふうふのなかも、むつまじく)
人の愛敬慈悲情け(ひとのあいきょう、じひなさけ)
それが世上へ広まりて(それがぜじょうへ、ひろまりて)
七福神のお立ちより(しちふくじんの、おたちより)
宿る御家の幸せと(やどるおんいえの、しあわせと)
常盤の松も色増して(ときわのまつも、いろまして)
幾万年の歳を経て(いくまんねんの、としをへて)
開く扇の末広く(ひらくおうぎの、すえひろく)
花の座敷へ座り出で(はなのざしきへ、すわりいで)
乾の方を眺むれば(いぬいのほうを、ながむれば)
鶴と亀との楽遊び(つるとかめとの、らくあそび)
その鶴亀の伝えには(そのつるかめの、つたえには)
米降れ紙幣降れ黄金降れ(こめふれ、さつふれ、こがねふれ)
降りたる宝を蔵に積み(ふりたるたからを、くらにつみ)
蔵は七福潔く(くらはしちふく、いさぎよく)
一に大国二に恵比寿(いちにだいこく、ににえびす)
布袋福禄寿老人(ほてい、ふくろく、じゅろうじん)
毘沙門天もおわします(びしゃもんてんも、おわします)
弁天さんの美しさ(べんてんさんの、うつくしさ)
十二単の緋の袴(じゅうにひとえの、ひのはかま)
瓔珞下げておわします(ようらくさげて、おわします)
五穀成就国栄え(ごこくじょうじゅ、くにさかえ)
家も栄えてありがたや(くにもさかえて、ありがたや)
南無阿弥陀仏(なむあみだぶつ)
南無阿弥陀仏(なむあみだぶつ)
あみだぶつ

原文

七福神和讃
帰命頂らいおんいゑの
富貴繁盛のはじまりは
親を敬まひ子をおもひ
夫婦の中もむつましく
ひとの愛敬じひなさけ
夫が世上へひろまりて
七福じんのおたちより
やどる御家の幸福せと
ときわの松も色まして
幾万ねんのとしを経て
ひらく扇のすゑひろく
花の座敷へすわりいで
乾ゐの方をながむれば
鶴と亀とのらくあそび
其鶴かめのつたゑには
米降紙幣ふれ黄金ふれ
ふりたる宝を蔵につみ
くらは七福いさぎよく
一に大こく二にゑびす
布袋福ろく寿ろうじん
毘沙門天もおわします
弁天さんのうつくしさ
十二ひとへの緋の袴ま
瓔珞さげておわします
五こく成就くにさかえ
家も栄へてありがたや
南無阿弥陀仏
南無阿弥陀仏
あみだぶつ



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