御詠歌集(巡礼歌集)

近畿三十六不動尊霊場の御詠歌一覧です。

御詠歌集(巡礼歌集)

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近畿三十六不動尊霊場の御詠歌(巡礼歌)一覧

近畿三十六不動尊霊場の各札所の御詠歌です。

第1番 四天王寺

ありがたや 法のはじめの 天王寺 亀井にうかぶ 不動明王

第2番 清水寺

たふとしや 大江の岸の 不動さま 滝も玉出の 名にかがやきて

第3番 法楽寺

みほとけの 御法楽しむ この寺に あしゃらのうたの 誓いたのまん

第4番 京善寺

いくたびも ねがいが叶う 京善寺 不動の利剱 ありがたきかな

第5番 報恩院

まをふして くなんをすくふ ぐわんなれば ぶどうのちかひ たかつきたむき

第6番 太融寺

ひとすじの たきのひびきも みこえにて いちがんふどう ここにまします

第7番 国分寺

み仏の 護り給える 国分寺 ゆるぎなき世の 鎮めなりけり

第8番 不動寺

不動尊 宮山里(みややまさと)に あらわれて 苦悩を救う 慈悲の御剣(みつるぎ)

第9番 大龍寺

だいしょうの いのるちからの げにいわや 石の中にも ごくらくぞある

第10番 無動寺

世を救う 仏のちかひ ゆるぎなく ちとせ変らぬ のりのわかやま

第11番 鏑射寺

百千代を かけて高鳴る かぶら矢を 民安かれと はなつおん寺

第12番 安岡寺

大ごまに 願いをこめて 安岡寺 祈る心は 不動明王

第13番 大覚寺

もろもろの 病すくひし 御仏を わけてたのめよ この世のちの世

第14番 仁和寺

わけのぼる 花の嵐の 梢より おむろの山に 月ぞかがやく

第15番 蓮華寺

つみとがも やきほろぼさん ちかいにて ほのほのなかに たちませるみを

第16番 三千院

大原の 里と聞きつつ 訪ね入れば また道ながら 袖しぼりけり

第17番 曼殊院

法のため 我がたつ杣木 ひくからに 月もくもらぬ 世を祈るかな

第18番 聖護院

ありがたや 聖の森に ひびく法螺 智慧のほのおに 心あらわる

第19番 青蓮院

おふけなく うきよのたみに おほふかな わがたつ杣に 墨染めの袖

第20番 智積院

ちえをつみ とくをみがくの てらなれば このよをてらす のりのともしび

第21番 中山寺

むらさきの 雲の峰々 中山の 衆生たすくる 五大尊

第22番 北向山不動院

はるばると したいきたれる きたむきざん いままのあたり おがむうれしさ

第23番 醍醐寺

千年経て わきて尽きせぬ 山清水 不動の慈悲を 今に伝えて

第24番 岩屋寺

大聖の 祈る力は げに岩屋 石の中にも 極楽ぞあり

第25番 圓満院

もろともに あわれと思へ 山桜 花より外に 知る人もなし

第26番 無動寺

詣で来る 人のねがひの 満ち足れと ただひとすじに 祈る明けくれ

第27番 葛川明王院

白露の 玉まくくずの かつら川 くる秋にしも 我はかへらん

第28番 成田山大阪別院明王院

あらたなる 不動の利益 諸人の ねがひをここに 香里のみやま

第29番 宝山寺(生駒聖天)

あめつちの めぐみはかみの おしへなれ いこまのてらへ まいるたのしさ

第30番 如意輪寺

ふたはたの あまくだります むくのきは よよにくちせぬ のりのしのあと

第31番 龍泉寺

龍泉に 汲めどもつきぬ 慈悲の水 不動の智火を かがよわせつつ

第32番 瀧谷不動明王寺

滝谷の 滝に流るる 加持の水 汲むも尊き 恵みなりけり

第33番 七宝瀧寺

七滝に 心きよめて 不動尊 祈る願ひの 叶はぬはなし

第34番 根来寺

ますかがみ うつしおこする すがたをば まことにみよの ほとけとぞみる

第35番 明王院(高野山内)

五大尊 我六大の この身をば 三密具足 なさせ給へよ

第36番 南院(高野山内)

ありがたや 生死苦海の 浪風を 切りはらいたまふ 智慧の御剣



御詠歌一覧

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