御詠歌集(巡礼歌集)

大和十三仏霊場の御詠歌一覧です。

御詠歌集(巡礼歌集)

表紙


大和十三仏霊場の御真言・御詠歌(巡礼歌)・御和讃一覧

大和十三仏霊場の各札所の御真言・御詠歌・御和讃です。
ここに掲載した御真言・御詠歌・御和讃は『大和十三佛霊場納経帳』に依りました。

第1番 不動明王 宝山寺(生駒聖天)

御真言
のうまくさんまんだばざらだん せんだまかろしやだそはたや うんたらたかんまん
御詠歌
つみとがを やきほろぼさん ちかいにて ほのおのなかに たちませるみを
御和讃
降魔の剣と索を持ち 如何なる悪魔も降伏し 現当三世を護ります 嗚呼ありがたや不動尊

第2番 釈迦如来 西大寺

御真言
のうまく さんまんだ ぼだなんばく
御詠歌
もゝちたび うまれかわりて つみふかき うきよのひとを すくうとおとさ
御和讃
八万四千の法門を 示して衆生悉く(ことごとく) 菩提の道に入れ給う 大恩教主釈迦如来

第3番 文殊菩薩 安倍文殊院

御真言
おん あらはしや のう
御詠歌
あさしよの ひとをばすくう めぐみにて くらべあそさば ちかいとうとし
御和讃
智恵の利剣(りけん)をふりかざし 無明(むみょう)の闇を切り開き 三世(さんぜ)の覚母(かくも)と仰がるゝ 文殊菩薩はありがたや

第4番 普賢菩薩 長岳寺

御真言
おん さんまや さとばん
御詠歌
ふきしおる かぜににおいの いやまして みのりのはなぞ いくちよもさく
御和讃
大悲普賢の行願に 如何に罪障深き身も 永え(とこしえ)かけて済(すく)わるゝ 普賢菩薩はありがたや

第5番 地蔵菩薩 矢田寺(金剛山寺)

御真言
おん かかか びさんまえい そわか
御詠歌
つみありて むつのちまたに さまよえる ひとにかわらん ちかいとうとし
御和讃
六道能化の地蔵尊 その慈悲深く限りなし 一度御名(おんな)を聞く人も 永く苦患(くげん)を離るべし

第6番 弥勒菩薩 當麻寺

御真言
おん まいたれいや そわか
御詠歌
のちのよに ほとけとなりて おろかなる ひとをみちびく たよりとおとし
御和讃
佛入滅(ぶつにゅうめつ)のその後に 此世に出現ましまして 深きみ法(のり)を示さるゝ 弥勒菩薩はありがたや

第7番 薬師如来 新薬師寺

御真言
おん ころころ せんだり まとうぎそわか
御詠歌
あなとおと るりのひかりに もろびとの つみもやまいも きえはつるとわ
御和讃
衆生の苦患(くげん)悉く(ことごとく) 十二の願にもらすなく 応病与薬(おうびょうよやく)なし給う 薬師如来ぞありがたき

第8番 観世音菩薩 小房観音寺

御真言
おん あろりきや そわか
御詠歌
ふだらくや きしによせくる しらなみの かえすがえすも ちかいたのまん
御和讃
苦患(くげん)に喘ぐ(あえぐ)人々の 信じて頼む声を聞き 済ひ(すくい)の御手(みて)を垂れ給う 大慈大悲の観世音

第9番 勢至菩薩 長弓寺

御真言
おん さんざん ざんさく そわか
御詠歌
のちのよを たのむほとけの そのなかに むかえますちよう ちかいとおとし
御和讃
その大智恵の光明は 吾等(われら)凡夫(ぼんぷ)を導きて 浄土の道を示さるゝ 勢至菩薩はありがたや

第10番 阿弥陀如来 霊山寺

御真言
おん あみりた ていせい からうん
御詠歌
にしのかた とおときくにの みほとけの めぐみわことに ありがたきかな
御和讃
本願力の不思議にて 一切衆生皆共に 浄土往生とげらるゝ あゝありがたや阿弥陀佛

第11番 阿閦如来 信貴山玉蔵院

御真言
おん あきしゆびや うん
御詠歌
そのみくに ひがしのかたに ありときく ほとけたのまば まもりますらん
御和讃
佛道修行する身には 菩提心こそ尊けれ 金剛不壊(ふえ)の菩提心 阿〓如来(あしゅくにょらい)と仰がるゝ

第12番 大日如来 円成寺

御真言
おん あびらうんけん ばざらだとばん
御詠歌
ひのめぐみ つみとがのゆき きえはてゝ あまねくてらす みとやなるらん
御和讃
三世(さんぜ)の諸佛尽く(ことごとく) 大日普門の萬徳を 開きて示しし佛ゆえ 大日如来ぞ尊とけれ

第13番 虚空蔵菩薩 大安寺

御真言
のうぼう あきやしや きやらばや おん ありきや まりぼり そわか
御詠歌
おおぞらのつきぬ みくらを みしなれば わがねぎことの たまやたまわん
十三仏打止御詠歌
とおあまり みつのほとけを おがみけり このようれしく あのよたのしく
御和讃
信心堅固のその人は 永えかけて菩薩より 無上の宝を授けらる 南無虚空蔵大菩薩



御詠歌一覧

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